趣味を始めませんか?(VOL.1 プラモデル編)

皆さんは、趣味をお持ちですか?

趣味と言っても、一時的な趣味ではなく、リタイアしても継続して取り組むことのできる趣味のことです。わたしは、趣味を複数持っています。

例えば、テニス、AV(オーディオビジュアル)、映画鑑賞、読書、模型作り(主にプラモデル)などです。また、自宅にピアノがあるので、そろそろピアノ演奏も始めてみたいと考えています。

この記事では、模型づくり(プラモデル)について書いてみたいと思います。

これから、新たな趣味を始めたいと考えている方の参考の一つにればいいと思います。

プラモデルをつくろうと思ったきっかけ

プラモデルを初めて見たのは、5歳ごろです。祖母が何かの用事で5歳の私を連れて近所の家に行きました。そこに中学生のお兄さんがいました。

その中学生の部屋の棚に複数の模型があったのです。幼心に『かっこいい!』と思ったのを覚えています。

そして、祖母にねだって近所の商店でプラモデルを買ってもらって作り始めたのがきっかけです。

出戻りモデラー

私は、俗にいう出戻りモデラーです。出戻りモデラーというのは、子どものころプラモデルを作製していたけど、何年か止めておいて、何かのきっかけから、プレモデルを趣味として始めだした人のことをいいます。

私が、出戻るきっかけになったのは、二人の息子にプラモデル製作の腕をを見せるためでした。

彼らが、小学校の低学年のころ、時々プラモデルを買い与えて、作らせていました。

ある日『お父さんの腕前を見せてほしい。』とせがまれ、当時はやっていた映画「俺たちの大和」のパッケージのプラモデルを購入しました。

タミヤという会社の製品で、1/350スケールの戦艦大和のプラモデルです。60000円位しました。どうせならと思い、筆と塗料、そして、ピンセットと接着剤を購入しました。

丁度、年末年始の休日だったので、3日間自分の部屋にこもって作りました。子供のころを思い出しながら、夢中で作りました。3日目にようやく完成し、家族から称賛されました。

今、振り返ってみると、完成度は今一歩だったと思いますが、作る過程と完成した喜びなど、その時の感覚がとても心に残りました。そのため、プレモデル作成は現在でも続いているのです。

天空の城ラピュタ

プラモデルの進化

出戻るまで、20年位の年月、が過ぎていました。その間プラモデルはずいぶん進化していました。特に、ガンプラというカテゴリーが世界的に有名になり、そのジャンルが確立されていることに驚きました。

その他、車、バイク、トラック、戦車などのミリタリーモデル、飛行機、建築物、アニメキャラなど、立体で存在しているものは全てプラモデル化されていました。また、パーツがリアルで精密になっていたのにも驚きました。

プラモデル作製のための材料

材料も進化していました。

驚いたのは、接着した部分(合わせ目)を消すための、スプレー(サーフェイサー)の存在でした。合わせ目に、スプレーをした後、塗装するとすっかり、接着したところが見えなくなります。その完成度の高い手法を知り、プラモデルの魅力にどんどんはまっていきました。。

プラモデル作成のための工具

子供のころに作っていた時に使っていた工具と言えば『はさみ』くらいです。しかし、出戻ったころには多種多様な工具が存在していました。中でも感心したのは、エアブラシ塗装ブースです。

エアブラシは、塗料をミスト状にして吹き付けて塗装する道具です。空気を送るコンプレッサーも必要です。

塗装ブースは、エアブラシのミストを室外に排気させるものです。これがないと、部屋中に塗装のミストが充満してしまいます。ミストを強制排気させるファンのような道具です。

製作した作品

戦艦大和を作製した後は、何かにとりつかれたように作りました。楽しくてしょうがなかったのです。ほぼ毎日作っていました。(最近は、週末に数時間ですが)

戦車、車、映画やアニメのキャラクターや城、蒸気機関車、客船etc何でも作りました。このように量産していくと、作品が増え、どんどん貯まっていきました。二人の息子たちも量産していたので、家の中に完成したプレモデルが所狭しと並び、我が家の空間を奪い始めたのです。

となりのトトロの日下部家

プレモデルの完成品を長く飾ったり、放置したりしておくと、表面に誇りがたまり、汚れてきます。それを防ぐために透明なアクリルケースをかぶせます。そのアクリルケースは結構高価です。

たくさんの完成品にそのケースをかぶせることは、非常に不経済なので完成品を入れるためにガラス扉のある大型のコレクションケースを3つ購入しました。その中に家族が作った100作品を入れて飾りました。

製作した作品の活用方法

コレクションケースを購入して作品を入れたことで、プラモデルが散乱する環境を防ぐことはできました。しかし、作製していくと少しずつ増えていき、ケースに入らなくなってしまいます。ですから、昔製作したものから順番に少しずつ廃棄していくことを考えました。でも、何時間も苦労して作製した愛着のある作品は簡単に捨てられません。

そこで、ネットオークションに出品することにしました。今まで20点出品し、予想より高値で落札されたこともありますし、全く落札されなかったこともあります。しかし、落札者はその作品が好きで、とても大切にしてくださる人だと思うので廃棄するよりは100倍もいいと思います。

このようにして、プレモデルにはまり、今でも少しずつ作っています。私のライフスタイルの中では、なくてはならない趣味の一つとなっているのです。

みなさんもプレモデルを趣味としてスタートしてみませんか?